「新機能」タブから紐解くGoogleアナリティクス2005年からの歴史

2019年6月27日

Googleアナリティクスは今やなくてはならない存在ですし、これをお読みのあなたも目下Googleアナリティクスの勉強に勤しんでいるということでしょう。

ここではGoogleアナリティクスの歴史をGoogleアナリティクスの公式ブログ内「新機能」タグから紐解いてみます。

2005年から始まったGoogleアナリティクスの歴史

Googleアナリティクスの歴史は古く2005年から始まりました。2005年にウェブ解析ソフト会社をGoogleが買収したことでサービスインとなり、サービス開始から実は15年近い歴史があるんです。

ちなみに2005年というと、まだまだガラケー全盛の時代ですね。

 

サービスインをしてからというもの、Googleアナリティクスでは絶えずユーザーの声やフィードバックに基づき変更やバージョンアップ、それに新機能の追加を連続して行い続けています。

ここでは、それぞれの年月にどのようなアップデートがなされたのか、Googleアナリティクスの歴史を振り返ってみましょう。

※Googleアナリティクス公式ブログ「新機能」タブがついた記事をもとに作成

2007年:滞在時間の測定が可能に

2007年は全体的にまだ黎明期といえるような状態でアップデートが繰り返されていました。ただ、この頃から平均サイト滞在時間など、当時としては画期的な機能が多く含まれていました。

8月

レポートの任意の行に移動できる「次へ移動」ボックスの追加

レポートにセグメント機能を追加

レポートにドリルダウン機能を追加

レポートのデフォルト画面を国レベルに変更

9月

「平均サイト滞在時間」の計算方法を変更:平均サイト滞在時間には直帰したセッションも含まれるようになった

[ユーザーの傾向]と[ユニークユーザー数]どちらのレポートにも期間全体のユニークユーザー数を表示

リクエストURLのパラメータの並び順を並び替えを行わずに、リクエストのあったURLを正確に記録

11月

サイト内検索レポートが追加

12月

レポートの表示言語に6ヵ国語が追加、対応言語25カ国に

グラフの複数データ表示機能 (ベータ版)追加

新しいトラッキングコード用のJavaScript ( ga.js ) を公開

2008年:カスタムレポートが追加されアドセンスとも連携

 

2008年は、Googleアナリティクスアカウントのログインが簡単になったりとユーザビリティの向上が図られましたが、その中でもカスタムレポートが追加されたことや、アドセンスと連携が開始されたのは大きな出来事でした。

3月

ベンチマーク機能 (ベータ版)追加

データ共有設定を公開

4月

YouTubeインサイトリリース

グラフの月別、週別表示機能を公開

8月

Google Analyticsアカウントへ簡単にログインできるように

10月

アカウント削除機能追加

アドバンスセグメント追加

カスタムレポート追加

モーショングラフ追加

アカウントサマリー画面追加

データエクスポート API追加

AdSense と連携

2009年:より高度なアクセス解析機能へ

現在使用できるGoogleアナリティクスの機能の中でも、高度な機能はこの時期に追加されました。業界全体がWebマーケティングの重要性に気づき、そして高度な技術を持って解析を行い始めた時期でもあります。

2月

AdWordsアカウントとのリンク解除機能追加

6月

目標コンバージョンとトランザクションのデータをAdWordsにインポート機能追加

10月

コンバージョンの目標設定機能の拡張

携帯アクセス解析機能追加

高度なレポートデータの解析機能追加

ユニークユーザー指標追加

マルチカスタム変数追加

カスタムレポートとアドバンスセグメントの共有機能追加

Analyticsインテリジェンス機能追加

カスタムアラート機能追加

12月

アノテーション機能追加

カスタム変数をアドバンスセグメントに追加

カスタム変数をカスタムレポートに追加

トラッキングコードの新しい設定用ウィザード追加

Analytics APIの新しいバージョン公開予定

2010年:日本のモバイルにも対応開始

日本の携帯電話は当時ガラパゴス携帯と呼ばれており、海外の携帯電話の規格や基準と日本のそれでは大きな隔たりがありました。そのため海外資本のアクセス解析ツールなどでは日本の携帯からのアクセスを十分に解析できませんでしたが、Googleアナリティクスがこの部分に風穴を開けました。2月には携帯アクセス解析に日本の携帯端末を対応させ、モバイルのアクセス解析も容易に行えるようになったのです。

2月

携帯アクセス解析に日本の携帯端末も対応開始

3月

ブラウザのプラグインを使用したトラッキングのオプトアウト機能公開予定

5月

アプリケーションギャラリー追加

AdWordsレポートのリニューアル

Google AnalyticsのAPIを通じてAdWordsに関するデータにアクセス可能に

非同期トラッキングコードが標準のトラッキングコードとして利用可能に

Google Analytics オプトアウト アドオン追加

IPアドレスマスキングオプション追加

6月

新しいAdWordsレポートの追加

ステータス ダッシュボード(日本語版) 公開

2011年:より実務的な機能が追加へ

このころになると、現在のGoogleアナリティクスに近いものが出来上がってきます。例えばカスタムレポートの機能が追加されたり、ウェブマスターツールのデータがGoogleアナリティクスにベータ版とはいえ統合されたりとより直感的に、そしてよりリアルタイムに情報を解析することができるようになりました。

3月

新しいバージョンのGoogleアナリティクス公開予定

マイレポートの充実

グラフの新機能追加

4月

目標設定に「イベント」が追加

新しいバージョンのGoogleアナリティクスに全ユーザーがアクセス可能に

5月

新バージョンに「サイト速度」の分析機能追加

「カスタムレポート」の機能追加

6月

ウェブマスターツールのデータを、Googleアナリティクスに統合(ベータ版)

8月

カスタムレポートをより使いやすく改善

より直感的に改善したグラフとレポート

「マルチチャネル」機能追加

9月

複数のAdWordsアカウントがリンク可能に

インターフェース改善

「リアルタイム」レポート追加

10月

ユーザーフロー、ゴールフローの2つのフロー解析機能公開

11月

新しいバージョンにスケジュール送信と PDF 出力機能追加

2012年:ソーシャル・広告出稿周りが充実

2012年にはソーシャル分析レポートが追加されたり、費用データのインポート機能がリリースされたりと、ソーシャル周り・広告出稿周りの機能が充実し始めました。

また、アプリの配信にも広告を入れるというマネタイズ手法が出てきたことから、アプリの解析についてもリリースされ始めた年です。

2月

「オーガニック検索」にBIGLOBE、楽天ウェブ検索、goo追加

3月

ソーシャル分析レポート追加

6月

Googleアナリティクス ウェブテストをリリース

7月

「モバイルアプリ解析」ベータ版リリース

Android アプリリリース

旧バージョンのサービス提供終了

Google アナリティクス リマーケティングベータ版リリース

11月

費用データのインポートの新機能をベータ版リリース

12月

Google アナリティクス プレミアムリリース予定

2013年:解析結果を基に行動する時代へ

2013年は特に、解析結果から得られた情報をもとに「どのようにマーケターが行動していくか?」「どのようにコンバージョン率を上げていくか?」といった部分にフォーカスした機能追加やアップデートが多く行われた年でした。マーケティング解析3.0という言葉が出始めたのもこのころです。

3月

ユーザー管理機能の拡張

「 Googleアナリティクスプレミアム」日本でもリリース

変更履歴機能追加

ユニバーサルアナリティクスのクローズドベータをリリース

4月

リアルタイムレポートに4つの改良

9月

新しいインターフェースに変更

ユーザー権限設定の更新

「セグメント」機能追加

ウェブテストに新機能を追加

10月

セグメントの機能を刷新

トラフィックをより直感的に変更

オーディエンスレポート

アプリ解析Google Playとの統合

アナリティクス アカデミーと製品と一体となったヘルプ

自動イベントトラッキング機能追加

非サンプリングデータをより深く複雑に解析

新しいエンタープライズAPI

プレミアムのSLAの拡張

2014年:大きな変更は2回のみ

2014年、この年の大きなアップデートは2つのみでした。6月のビジネスレポートと11月のアプリインストールトラッキング機能がすべてのアカウントでで利用可能になったというもののみ。この頃になると、ほとんど現在のGoogleアナリティクスと遜色ない仕上がりになってきます。

6月

プレミアムエグゼクティブレベルのビジネスレポートをリリース

11月

iOSアプリのインストールトラッキング機能(パブリックベータ)がすべてのアカウントで利用可能

2016年:モバイルアプリが公開

以前は少なくともモバイルからGoogleアナリティクスにアクセスしたときの操作感や使用感はお世辞にも良いものとは言えませんでした。しかし2016年、専用のモバイルアプリが公開されたことにより、WebマーケターやWeb解析を仕事として行う人達は仕事先や出先からでもモバイルを使うことによってデータを集めることができるようになりました。

 

今では多くのマーケターやアフィリエイター達がモバイルアプリを使ってGoogleアナリティクスを見ていますが、モバイルからGoogleアナリティクスを使うことができるようになったのは意外とこの年からなんですねえ~。

4月

Googleアナリティクス360スイートが発表

5月

ユーザーエクスプローラ機能追

モバイルアプリ公開

9月

プロパティ移動機能追加

自動インサイト ストリーム機能追加

2017年:Discover襲来

この年、Google discoverという新しい機能が始まりました。

 

そうです。

「Google砲」です。

 

モバイルからGoogleのアプリやGoogleChromeアプリを開いた際に、ユーザーの行動履歴や検索履歴に基づいて情報を表示してくれる、例のアレです。これに取り上げられるとかなりのアクセスが見込めるわけですが、このDiscover機能がリリースされたのが2017年なんです。

3月

Googleアナリティクス360スイートが発表

アナリティクス360のインサイト更新がスピードアップ

4月

新しい [ホーム] ページに変更

発見 – Discover機能追加

2018年:ほぼ現在の形に落ち着く

2018年にも様々なアップデートや機能追加が行われましたが、現在私たちが使っているGoogleアナリティクスはほぼ、2018年までのアップデートで追加された機能により構成されていると思ってよいでしょう。

1月

ユーザーに焦点を合わせたレポート機能更新

ユーザーエクスプローラ機能追加

レポートにユーザーリストを公開するオプションが追加

コンバージョンの可能性指標追加

6月

アナリティクス360「分析」機能追加

7月

クロスデバイス機能追加

Googleマーケティングプラットフォーム公開

10月

データポータルを新機能追加

11月

Googleオプティマイズカスタマイズ機能追加

12月

メール通知機能追加

新ディメンションによるレポート機能の向上

テストのスケジュール設定機能追加

まとめ

Googleアナリティクスの良いところは、毎年のようにユーザーのニーズにあわせた変更や新しい機能の追加が行われるところです

特に新機能は希望者が申し込むとベータ版を使えることが多いので、新機能についてもアンテナを伸ばしておくとよいでしょう。

 

無料ツールでありながら、ここまでメジャーアップデート・ブラッシュアップが連続しているというのは珍しいことで、ここがGoogleアナリティクスがアクセス解析のトップを独走している理由なのでしょう。