Googleアナリティクスをいざ使い始めると、リアルタイム、オーディエンス、集客、行動、コンバージョンとは一体なにか?なにに活用できるのか?と疑問がふつふつと湧いてきます。
なんとなくはわかるものの、eコマース?トラフィック?やっぱり意味がわからない!
そんな時には、一度この「5大レポートで分かる事」で概要を把握してくださいね。
アクセス解析でわかる5つの重要なデータ
Googleアナリティクスのアクセス解析では、大きく以下の5つに分析項目が分かれています。
・リアルタイム
・オーディエンス
・集客
・行動
・コンバージョン
これらの5大項目の「概要」を開けば、項目ごとに自動でデータが集計され、図解をもとに集計結果を分かりやすくレポートという形で報告してくれます。
Googleアナリティクスはこれらをすべて無料で行ってくれるのですが、無料だからたいした内容がないのでは?と侮ってはいけません!
無料とは思えない情報量でアクセス解析してくれるので、必ずチェックしておきたい項目です。
レポートからわかるあんなコトやこんなコト
アクセス解析の5大項目では以下のようなユーザー属性やサイト内のユーザーの動きなど、さまざまなコトがわかります。
難しい説明は省いて、なるべく分かりやすくまとめていきます。
リアルタイム
たった今、この瞬間にアクセスしているユーザー情報をまとめているレポートが「リアルタイム」です。
新しく追加したページやコンテンツは見られているか、キャンペーンを打った反応、SNSからの今現在の反応など、リアルタイムの情報を確認したいときに見るべきページです。いわゆる「バズってる時」に見る人も多いでしょう。その他、広告を出稿した際にもチェックすべきポイントがこのリアルタイムです。
リアルタイムの項目 | 内容 |
概要 | リアルタイムレポートの概要 |
地域 | 国別、市町村別のアクセス数 |
トラフィック | 流入元別のリアルタイムアクセス数 |
コンテンツ | リアルタイムで見られているページ |
イベント | クリック数など予め設定した計測方法の結果 |
コンバージョン | 予め設定した目標に対する達成率 |
オーディエンス
どのくらいのユーザー数がアクセスしたのか、新規ユーザー数は?セッション数は?PV数は?など、
どのようなユーザーが来て、サイトやページは何回見られたか、滞在時間、1ページで帰ったユーザー数など、ユーザーの詳細が分かるページです。
サイト状況を把握するのに確認すべきマストページです。
ここではそれぞれの項目について、簡単にどのような情報を取得できるのかご紹介します。
オーディエンスの項目 | 内容 |
概要 | ユーザーの概要 |
アクティブユーザー | アクセスしたユーザー数 |
オーディエンス | オーディエンス詳細 |
ユーザーエクスプローラ | 個別のユーザーの動き方 |
ユーザー属性 | 訪問ユーザーの年齢や性別など |
インタレスト | 訪問ユーザーの興味関心 |
地域 | ユーザーの地域 |
行動 | 訪問ユーザーが当該サイト内で行った行動や離脱など |
テクノロジー | 利用しているブラウザやOS、いわゆるユーザーエージェント情報 |
モバイル | モバイル端末を使ってのアクセスか否か |
ベンチマーク | 競合との比較検討 |
ユーザーフロー | ユーザーの流入から離脱までの経路 |
集客
SEO対策や広告出稿など、諸々ひっくるめてユーザーを集客することがWeb屋には必要なことですが、ユーザーがどのようにして集まったか、集客についてもGoogleアナリティクスで情報収集をすることができます。
ここではユーザーの集客に関する項目をご紹介します。
集客の項目 | 内容 |
概要 | 上位チャネル、セッション、コンバージョンなどの概要がひとまとめ |
すべてのトラフィック | 流入元などが分かる |
Google広告 | Google広告との連携 |
検索コンソール | サーチコンソールとの連携 |
ソーシャル | ソーシャルメディアからの流入 |
キャンペーン | アドワーズからの流入 |
行動
サイト全体を俯瞰して分析した際にどんなページがユーザーからの支持を集めているのか、流入が多いのはどんなページなのか、それぞれチェックすることが必要です。
こういった効果測定にも近い情報を得ることができるのがこちらの「行動」という項目になります。それぞれの項目について解説します。
行動の項目 | 内容 |
概要 | アドセンスを含めサイト内の動き概要 |
行動フロー | ユーザーの動き |
サイトコンテンツ | 人気のページが分かる |
サイトの速度 | サイトの表示速度 |
サイト内検索 | ユーザーがサイト内検索を行ったキーワードなど |
イベント | 広告や埋め込み要素、特定の行動に関する発生件数の検知 |
サイト運営者 | AdSenseに関連する情報 |
コンバージョン
分析を行う上で必要なのが「最終的なコンバージョン」という部分に関する領域です。
それぞれ、商品をどれくらい販売できたか、そして目標値にどれだけ近づいているか、このような部分を数字でチェックするのは非常に重要なことです。このビジネスは「どんぶり勘定」ではやっていけません。
Googleアナリティクスでも、コンバージョンに関する指標をチェックすることが可能です。
コンバージョンの項目 | 内容 |
目標 | 個別に設定した目標の計測 |
eコマース | 販売状況の把握 |
マルチチャンネル | 売上プロセスが見られる |
アトリビューション | コンバージョンまでの一連の動きが見られる |
レポートからサイト状況の把握と改善点を見つける
5大レポートの情報から分かるのは、ユーザーがどのような行動をとり、そしてどのような行動を経由して最終的にコンバージョンにつながったのか、というポイントです。
実店舗であればお客様の入店から商品のお買い回り、そして購入までを見届けることができますが、Webだとなかなかそうもいきません。
そのためこのようなレポートから情報を収集し、お客様が実際にどのような行動を取ったのかを理解しておく必要があるのです。
この情報収集を丹念に行うことにより、状況の把握と「どのように改善していけばよいか」、というポイントを見いだすことができるのです。
売れるサイト作り、成約が取れるサイト作りには、このレポートから得られる情報の分析と「絶えずサイトをブラッシュアップをしていくぞ」というマインドが必須です。